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久しぶりに良い天気だったので森に出かけたところ……大変だった。
半年ぶりにカルディアに出会って話すことができ、そのカルディアがライバーという騎士と的当て対決をやっているのをマリアさんと眺めたりしていたのだが。
途中で件のドロシーさんじゅうななさいが表れてからというもの、てんやわんやの騒ぎであった。
カルディアは弓の練習をしていたが、冒険者として本腰を入れているという様子でも無かった。
いつか家を継ぐ(だろう)こと、冒険してみたいこと、そういったものの狭間で揺れているのかも知れない。
的当てはあのルールだったのだから、フェアと言う訳でも無い、勝敗を気にせず楽しんでいたようなのは良い事だ。
その後はドロシーによってビキニになったり男になったり……。
とにかく、ミハエルさん達と行くかもしれないと相談したり、月末に誕生日だという事を聞いたりしたのだ、うん。
服が透けて見える鏡を向けたりなんてしてない。
ライバー(ヴォルフガング=ライバーだったか)は騎士とのことで、その証である胴衣を着ていた。ジャックさん曰く元賞金首だとか?
この街には人探しに来ていると言った。
銃と、剣身が鴉に変わる特殊な剣を持っていて、銃の腕前には中々自信があるようでカルディアと的当てをしていた。
その後は何ぞ霊に入り込まれてエクソったり、ファラの何かを見てしまったのか踏まれそうになっていたり、女になったりしてしまっていた。
ともあれ、ぶっきらぼうだが……というタイプの人のように思えた。
マリアさんは……………
その、凄く情熱的だという事がよく分かった日だった。
エル・ドラドを本当に建国してしまいそうなほど!
何と言うか、実に、楽しそうで何よりだった。
何と言うか何と言うか、中々素敵な国からいらしたようだが、お付き合いをしていたという女の子の話を聞くのは楽しかった。
溢れるパッションが伝わってきてなんだがウキウキするものだ。
きっと恋話をする女の子達というのはこういう気持ちなのだろう。多分。
ジャックさんはライバーさんと旧友のようだ、腐れ縁というか、昔からライバーさんに(言い方は悪いが)口やかましく言っていたのだろう という様子。
しかし二人の仲が悪いと言う訳でなく、どこかお互いを認め合っている節もあった。中々萌える
ドロシーさんじゅうななさいとマリアさんの様子には、さすがのジャックさんもタジタジだった。
きっと野生動物は良く知っているから平気なのだろう、知らないものは怖い。
そのドロシーだが、血が黒いとかスカートの中に魔物を飼っているだとか、唇が4つあるだとか……何かと謎が多いと言うか、何が本当で何が嘘なのか分からない。
(いや、恐らく狙ってそうしているのだが)
ヘレンさんに殺人衝動を駆りたてる刀を渡しただとか、ナツメさんの心の隙に付け込んで苛ませたことだとか。
そういう事については僕もよく思っていないのだが……。
どうも出会う時は誰それを水着にするとか、性転換させるだとか、さほど害が無いどころか僕がちょっと得する事をするので対処に困るのだった。
また逃がしてしまったが、此れで良いものだろうか。果たして。
ファラもやって来て、楽しそうにライバーと話をしていた。
俺には「藁人形で呪うのは生贄に捧げないという約束に違反するか」と聞いてきた(勿論呪いの対象は俺のようだ)が、それはファラ自身の事なので彼女が判断するべきだろう。
誰それを生贄に捧げるのは、使命であり趣味だとか。
別の趣味を見つけようぜ!と言ってみると意外にも乗り気で、その新しい趣味を一緒にやってくれるか、だなんて。
趣味友達を探すあたりは、実に女の子っぽいのであった。
(といって僕は女の子ではないので、同じ趣味を楽しめるかわからないが。出来れば裁縫で無いと良い)
趣味は色々と手広く探して貰いたいものだ、聞けば今の神を崇拝しているのも御家柄代々の事だと言うし……ひとつやふたつの興味事では薄まりようも無かろう。
海での水切りについて考えて居たところ、巡回中のサリアさんと出会った。
其処にファラがやってきて……。
サリアさんは夜間、目から光の魔法を出して巡回をしているようだけれど、眼以外から出すことは出来ないのだろうか……此方から見ると顔が見えなくてパッと見顔面サーチライトに照らされたようで驚く。
その後ドタバタしたときには、持ち前の正義感を発揮してくださって頼もしい限りだった。
情熱を感じると言うか一本気なところは相変わらず好感が持てる。
けれど、そのせいもあってか……ファラが今日は何ぞ生贄にしたり何たりするつもりは無かったのに、「どうにかしてくれ」と頼んでしまった事にしっかり応えてくれてしまって。
結果として、二人の仲が悪くなってしまったら悪い事をしてしまったかなと思うのだった。
今日はファラに思った以上に接近されてしまって慌ててしまった。
けれど彼女曰く、当分俺を生贄に捧げるつもりは無いとの事だ。(ケーキのお陰か?)
当分と言っても、7月いっぱいまでだそうだが。
兎にも角にも、それでこの日は安心して接して良いという事が分かった。
折角なので、今まで警戒していたせいで出来なかった事をしようと思い……。
とはいえ、不思議な事が多い。
咄嗟に出たと言う物を腐らせる魔法、包帯に包まれた左手(痛いらしい?黒く変色している手)、母親にダンスは教わったと言う。
謎だらけだ、7月の間に知る事が出来ればなと好奇心は湧くけれど。
喋りすぎると良くない。
沈黙は金、雄弁は銀だ。
昨日のうちにペティットに戻り、この日はヘレンさん達と共に森の奥の泉へと向かった。
ヘレンさんが自分の今と向き合う為の、儀式のようなものだけれど。
少なくとも幻覚や幻聴を遠ざけるのには良い事だろうと思った。
この事件の発端としては、ドロシーさんじゅうななさい()が関わって居るようだった。
今日、ナツメも来てくれる筈だったが、ドロシーにやはり一服盛られて(?)来られなくなったそうだ。(ジュリエッタさん達が保護しているとか)
ヘレンさんが殺めてしまった浪人の墓、それとヘレンさんが向き合っているのを見守っていたが…。
ナツメさんの娘さん(セツナちゃんと言うらしい)が、ヘレンさんに謝ろうと家を抜け出して来てしまったらしく、ライチさんが慌てて追いかけて来ていたりと中々慌ただしかった。
ヘレンさんは許されたがっているように思えた、「償う」「許してくれる」、そういった言葉を使っていた。
罪の意識に苛まれるが故に、幻聴や幻覚が起こるのだろうか。
俺は主に、「戦いを一度放棄してみてはどうか」と言った。(それ以外にも罪の意識が薄れればと色々な事を言うので冗長気味であったが)
ヘレンさんは元より、正義を愛しているようだった。
悪…犯罪者などを憎み、正しくあろうとしていた。(だから自分の罪も許せないのかも知れない)
今もその気持ちは消えていないように見えたから、一度遠ざかる事を勧めた。
戦いから離れていれば、きっとその気持ちに気付くことが出来るだろうと。
ヘレンさんが心から、彼女の正義を為したいと思ったとき…再び迷いなく刀を握れるだろうと。
今の心境のまま刀を振っていれば、良くない事が起こりそうな気がしたのだ。
果たして何が正しいのかなどは分からない。
そういう考え方だから、この事も話半分と言うか「こういうのもある」という言い方しか出来ない自分こそ、中途半端な事をしているのかも知れない。
ただ話し過ぎて惑わせているだけかも知れない。
意味の無い事だ。
急に生えてきたシャーロットの一言の方が、よっぽど価値があったりするものなのだ。
その通り、生きている奴の事を大事にしてあげた方が良い。
この後、件の魔女、ドロシーが表れて一気にドタバタとするのだが…。
結論としては無事にこの日を終える事が出来た。
ヘレンさんも落ち着き、コタロウとお茶しにいったようだし。
路銀に余裕が無いので観光だけとは行かず、依頼と観光を交互に、或いは同時に。
依頼は、水路を塞いでいるカエルスライムを追い払うものだったり、雨で塞がった道を整える人の護衛だったり。
時計だけでなく、農業の様子を見たりゴーレムについて教えて貰ったり、休みの日は街を見て回ったりと。
この日は良い眺めのカフェがあったので昼食を摂っていたのだけれど、ひょんなことから(といって自らなのだが)川に飛び込むことになって…。
アイザックさんはペティットの自警団員で、観光に来ていたのかこの川で釣りをしていた。
けれど釣り針が引っ掛かって川に落ちるなど、どうも幸薄そうなオーラが漂っている人だ。
川に落ちながらも此方の心配をしてくれるところなど、とても良い人なのだろうと思うのだが……。
魔法剣士だということで、風の魔法を加えた剣で助けてくれた。
魔法には興味が深いのか、或いは空を飛ぶ事に興味があるのか。(空を飛べば川には落ちないだろうが…また新たな不幸を創造しそうではある)
川から上がったところで現れたエルフの(見た目)女の子にマジックアイテムの扱い方を教わっていた。
先日のマジック綿菓子のお店でアルバイト店員をしていたという、ペティットから来た事と良い中々縁の深い相手なのかも知れない。
ペティットに戻れば、また会う事もありそうだ。
川から上がったところに、白い髪のエルフの(見た目)少女が水晶玉に乗って飛んできた。(これがアイザックさんに扱い方を教えていたマジックアイテム)
箒に乗って飛ぶ魔女というのもイメージを大事にしているが、水晶玉も中々だなと思った。
それは良いとして。
とても気さくな人で、ユイちゃんって呼んでね♪(月花と書いてユイファと読むらしい)だとか。
非常にお茶目な感じなのだが、本人曰く「こう見えても長生き」らしい。
魔女っぽい登場のお陰で無意識に身構えてしまったけれど、砕けた調子は悪い物では無い、友達経験値なんて言わずに次は調子を合わせていければと思う。
しかし水浴びをしたことが無いらしい、セレブであった。
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