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喋りすぎると良くない。
沈黙は金、雄弁は銀だ。
昨日のうちにペティットに戻り、この日はヘレンさん達と共に森の奥の泉へと向かった。
ヘレンさんが自分の今と向き合う為の、儀式のようなものだけれど。
少なくとも幻覚や幻聴を遠ざけるのには良い事だろうと思った。
この事件の発端としては、ドロシーさんじゅうななさい()が関わって居るようだった。
今日、ナツメも来てくれる筈だったが、ドロシーにやはり一服盛られて(?)来られなくなったそうだ。(ジュリエッタさん達が保護しているとか)
ヘレンさんが殺めてしまった浪人の墓、それとヘレンさんが向き合っているのを見守っていたが…。
ナツメさんの娘さん(セツナちゃんと言うらしい)が、ヘレンさんに謝ろうと家を抜け出して来てしまったらしく、ライチさんが慌てて追いかけて来ていたりと中々慌ただしかった。
ヘレンさんは許されたがっているように思えた、「償う」「許してくれる」、そういった言葉を使っていた。
罪の意識に苛まれるが故に、幻聴や幻覚が起こるのだろうか。
俺は主に、「戦いを一度放棄してみてはどうか」と言った。(それ以外にも罪の意識が薄れればと色々な事を言うので冗長気味であったが)
ヘレンさんは元より、正義を愛しているようだった。
悪…犯罪者などを憎み、正しくあろうとしていた。(だから自分の罪も許せないのかも知れない)
今もその気持ちは消えていないように見えたから、一度遠ざかる事を勧めた。
戦いから離れていれば、きっとその気持ちに気付くことが出来るだろうと。
ヘレンさんが心から、彼女の正義を為したいと思ったとき…再び迷いなく刀を握れるだろうと。
今の心境のまま刀を振っていれば、良くない事が起こりそうな気がしたのだ。
果たして何が正しいのかなどは分からない。
そういう考え方だから、この事も話半分と言うか「こういうのもある」という言い方しか出来ない自分こそ、中途半端な事をしているのかも知れない。
ただ話し過ぎて惑わせているだけかも知れない。
意味の無い事だ。
急に生えてきたシャーロットの一言の方が、よっぽど価値があったりするものなのだ。
その通り、生きている奴の事を大事にしてあげた方が良い。
この後、件の魔女、ドロシーが表れて一気にドタバタとするのだが…。
結論としては無事にこの日を終える事が出来た。
ヘレンさんも落ち着き、コタロウとお茶しにいったようだし。
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