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- Newer : 6/13 カビノチェにて
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カビノチェの時計祭りを見に行った。
職人の街だけに技巧を凝らせた出し物が多く、時計台の仕掛けは実に見事なものだった。
他町にも色々と宣伝してあったせいか、ペティットからの観光客も多いようで。
シアルフィーアさんは此のカビノチェの出身で自らも職人だ。
今回の祭りにも力が入っていたようだけれど…「マジック綿菓子」というのは彼女も初めて見るとのことで、その場に居た皆で食べてみる事にした。
けれど何味が出るか分からず、ゲテモノ味も擁する「Challenge」に果敢に挑む辺り中々豪胆というか…。
くさやミントなんて壊滅的な組み合わせを引いてしまった後の様子も……迫力があった。
大人しい人ほど怒ると怖いと言うが、そんな感じだ。
ブレンと言う名の赤い狼(精霊らしい)とも出会った。
エルフと言う喋るヴォルフを連れていて、仲の良い様子だった。
くさやミントにはかなり辟易していたが、エルフがみたらし炒飯を当てたお陰で二つの綿菓子を手に入れていた。
旅人のようだが最近はペティットに居るのか、教会に幾らか世話になっていて~と言っていた。お土産も買って行ったようだ。
エルフの方は気さくな若者といった感じであった。
ペティットに戻ればまた会う事もあるかもしれないが、そこは旅人同士、運がよければ。
ネージュにも久しぶりに会って話をする事が出来た。
綿菓子は「マンゴー肉」が当たっていたのだけれど、ラズベリー豚骨!とかライチ豚骨!とか言っていた。ラーメンは豚骨派なのだろうか…。
くさやミントの香りで気を失っていたブレンへ治癒魔法をかけてあげていた。
案外と街の外で会う事も多いがこういった所を見たことは殆ど無かった。
旅をしていると言うし…乗馬以外にも出来る事は多いのかも知れない。
そう思ったからではないが、剣を持たせてみると中々サマになっており、ちょっと楽しかった。
ポーズを取ってくれたり視線を向けてくれたりと結構サービス精神旺盛なところがある。
亜人狩りの事を知っているのかどうか、俺の髪の事などを見て心配してくれた。
それで、つい、以前俺の中で引っ掛かったままにしていた「優しさ」の話題を持ち出してしまったが…。
とはいえ、俺がその「以前」よりも気持ちが安定していたのもあり。(殆ど言いたい事を言っただけだが)
けれどやはり何かしら、僅かな罪悪感があった。
優しい心を持つ者にこんな事を言うのは悪い事のように思えた。
けれども言ってしまいたかったのは…白いキャンパスに色を塗りたくなるようなものなのか、どうか。
悪徳かも知れないことだ。
気を付けよう。
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