[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
- Newer : 9/28 森の奥の泉にて
- Older : 9/26 川沿いの遊歩道にて
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
アイザックがベヒモスバーガーを食べているのを見て、一計を案じる。
普段、アンラッキーな感じのアイザックに、ラッキーな気分を味わって貰おうと。
食べ歩き1000人目なんて、全くの嘘っぱちなのだが、アイザックはラッキーな感じになってくれたようで何よりだった。
で、丁度アイザックが居た場所というのが「黒白書店」、そこには見知った顔が何人か居て、既に少しドタバタしているところだった。(俺はタイミングが悪い)
ここでは2つほど皆に話を聞くことが出来た。
1つは思い出すようなことでもないのだが、結果としてライクルスと共に、「アイザック、ジュリエッタ、ミカ、コトリ」をボコるリストに入れた(何人かとばっちりである)。
その話の中で、近いうちにアイザックが好きな人に告白するのだと聞いたが……上手く行きそうな様子ではある、果報を寝てまとう。
ついで、最近自警団の詰所が襲撃されたということもあり、再び修練会を開こうという話になった。
亜人狩りのときは、できる事を全てやろうと必死だったので恥も掻き捨てと行ったので、改めて開くのは少し恥ずかしかった。
しかし自警団としても街の人と連携や親睦を深めたいとの思いを知れば、断りようもない。
2つ目、魔法についてだ。
俺は魔力の容量が少ない。
持って生まれた資質なのかどうか、以前はまるきり無いくらいだったのだが、この街に来るころには少しばかりの魔法が使えるまでにはなった。
何がどうなってそうなっているのか、検討もつかないもので、此処は1つ魔法を扱う者たちの話を聞いて、それが道標になればと思ったのだ。
コトリさんからは、メディテーションという方法を教えてもらった。
瞑想法の一種で、目的を定めイメージし、願いを強く鮮明に保つためのトレーニングだという。
なかなか難しそうだ、と俺が言うとコツを教えてもらえた。
ごちゃっとした妄想の中から、優先したいことを選び出してイメージする。とのことだった。
俺が魔法によって為したいことを明確にイメージすることはきっと、それを達成する力(魔力)を高める要素となるだろう。
ジュリエッタさん(アイザックから「ジル」と呼ばれていた、ねこじるみたいだ)のところでは、「魔力は髪に宿る」と言われているらしい。
月明かりを閉じ込めたような金髪を見れば、魔力を髪に宿している日頃の様子も窺い知れようもの。
何とも美しい光景が目に浮かんだ(あくまでも想像です)。
それを切らなければならなかったとき、どれほどの苦悩があったろうか。
聞けば術士の才にはあまり恵まれず、様々な努力をしているようだ。
髪のこともその1つであっただろう、燃えたってまあ構わない俺の髪とは違うのだ、窺い知れぬものがある。
その他には、精霊や神と契約する方法を教えてもらった。
既に召喚獣達と契約状態のようなものにある俺には少し難しそうだとは思ったが、試してみる価値のありそうな話だ。
とまれ、信心が足りないので、対象は精霊だろうか、もう少しいろいろな人に話を聞いてみようと思う。
術士の才というか、戦いの才にはあまり恵まれなかったと言うが、そのなかで術士を選んだ理由(他に選びたいものがなかったと言っていた)とは、いったい何だったのだろうか。
ライクルスは魔力を限界まで使い、それを回復させることで絶対量を増やすという方法を取っているようだ。
筋肉を鍛える方法と同じなのだろう、体も頭も使うほどに鍛えられるのならば魔力もまた同じなのかも知れない。
これはすぐにでも出来る方法だが、俺には筋肉のように「使ったから増えた」という実感を得たことが無かった。
向き不向きがあるのかも知れない、だが魔力を空にする事は幾らかリスクがあり(その日の冒険や仕事を魔法抜きで行う必要があるなど)有効な手段には感じるが、少し考える必要がありそうだ。
他にはマジックアイテムの使用や他者との連携を取る方法。
これならば魔法の効果を高める事が出来そうだが、今の俺はどんな魔法を扱うのかもハッキリしていない為、もう少し後に考えた方が良さそうだ。
そして最後に、魔力回路を埋め込む、という方法を教えてもらった。
人工的に魔力の流れを制御する回路のようで、色々とリスクはあるが効果は確かなようだった。
(その中でもライクルスに埋め込まれているものは、さっと調べたくらいでは見つからない模様だったが)
これは中々大掛かりな方法であり、すぐには結論を出せなかった。
金も掛かるだろうし、リスクとリターンが釣り合うかどうか、確り調べる必要があるだろう。
もう少し話を聞ければと思う。
それと、亜人狩りで活躍した例の弓(結局直接見たことはない)は今は取り上げられてしまっているようで、新術を開発しているところだという。
術を他人に見せることは、例え味方にでもリスクのあることだが連携には欠かせない、お互いに開発が進んだころに、また話そう。
ミカはこの手の話になると、一歩引いてしまう。
そして一歩引いたところから俺達を見ている様子には、どこか。
訓練に誘っても、面倒だとか、向いてないからと言う。
だが、亜人狩りでのこと、ヨハネのこと、瓦礫地区のこと、ルラーグのこと……思うところはあるはずだ。
しかし、何かが邪魔をしている。
アイザックは、俺は感覚派だから教えられることはないと言っていた。
精霊の力だけを召喚したり、召喚獣としては不死鳥やペガサスを呼び出すことが出来るという。
もっとも、今は属性値が安定しない(?)とかで、難しいとのことだが。
聞いてみれば、もう少し色々出てきそうではある。
元は自分のためと思って聞いてみたものの、色々な話が聞けて面白いものだった。
黒猫の獣人さん(カッツェと呼ばれていた)は、魔法の教本を教えることは出来るが、と言ってくれた。
やはり獣人ではこの手の話題は難しいようだが、さすがに商売人といったところだろうか。
COMMENT
COMMENT FORM
04 | 2025/05 | 06 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | ||||
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |