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- Newer : 8/1 川近くの泉にて
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此処のトコロ野外で活動することが特に多く、夏場に外套としているケープを枝に引っ掛けてしまっていた。
そこで、ペティット近郊にあるという仕立屋に繕いをしてもらおうとやってきた。
時間が時間だったので、物と代金を置いて行こうと思っていたのだが、幸運なことに店主が居て。
店主はノルンというエルフで、店は趣味の延長でやっていると言った。
俺は街に行かずに過ごしていたため、お金に変える前の品で代金を払おうとして交渉、最終的に妖精の花園で手に入れた妖精さん用の防止で決着をした。
という商談をしていると、ラゼットがやってきた。
ノルンさんにお菓子を買ってきたようだったが、俺を探していたという。
賞金か?イェンスさんに協力しているのか?と最初は思ったが、ミツキ、アウロラさん、ホフマンに協力を頼んでいるとラゼットが言ったことで、その疑惑は消え去った。
俺を危険だと思っているのなら、ミツキやアウロラさん、ノルンさんに協力を頼んだり、ましてや協力してくれていることを告げたりはしない。
というか、ラゼット自身は俺のことをギリギリ疑っていたようで、それを告げることでカマを掛けていた節はあるが、掛かるものを持っていなかった。
ラゼットが俺を探していた理由はイェンスさんの情報を得る為だったようだ。
傍らに連れていた猫獣人の子と何か関係がありそうではあったが、ヘラジカの角亭で話をすることを約束してこの場は別れた。
幾ら協力者と言っても、此処でする話ではない。
3日後、店へケープを受け取りに行ったが、見違えるように修繕されていた。
修繕どころか、何をどうしたのか様々なことが施されているのを感じる、種々の耐性を加えてくれ
おまけにいい香りのするアップリケまで付けてくれたようだ。
帽子の代金分の仕事としては実に値段以上であったと言える、まさか、装飾品としてではなく
装備品として改良を加えて貰えるとは夢にも思っておらず、着られるようにしてくれればと思って頼んだことだ。
恐らく、客を冒険者だと見て、してくれたことだろう。
良い職人であることは間違いがなかった。
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