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- Newer : 2/12 闘技場にて
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ロゼッタさんへと、龍翔氷ノ羽音(仮)との準決勝の日程が決まったことを伝えに闘技場へ向かった。
お姉さん方に挟まれたロゼッタさんは楽しそうであったが、闘技場には当初、修行をしようと思って訪れただろうことは間違いなかった。
けれど、直ぐに楽しい方に流れて行ってしまうのがロゼッタさんらしいところではあり……。
それは人生に於いては素敵なことであっても、Showdownという大会を制するために有用であるかどうかは、また別の問題だった。
ロゼッタさんは悩んでいる。
俺は、そうして悩み抜いた先にあるものこそが真に己の力になるだろうと思っている。
それを応援することは出来ても、答えを此方から与えてあげることは誰にだって、極めて難しい。
共に頑張ろうと励まし、コッソリ作っていたユニフォームを見せた。
多分元気を出してくれたと思う、多分だが。
その場に居たお姉さん方の1人、エリシュカさんは吸血鬼ルック(本物の吸血鬼という訳ではなく、吸血蝙蝠の獣人だそうだ)で最近ペティットにやってきたというディヴィシュ商会のお嬢さんだ。
吸血鬼の末裔を名乗るのは、恐らくご先祖様が吸血鬼なのだという話が一族に残っているからなのだろう。(今は蝙蝠の獣人であることがわかっているからと言って、吸血鬼の末裔を名乗ってはならないなんて俺も思わない)
しかし中々、この吸血鬼ごっこも、「ごっこ」と言うのが憚られる程度には堂に入っており、本気でそれをやっていることが伺える。
ペティットでも名を挙げ、畏怖の対象として力を付けることが目的ではあるらしいが、その手段も実に真っ当なものでありプライドの高さが伺えるものであった。
このようで有りながら、殆どのことに「良い意味で」という前置きを付けることが出来るというのも、中々凄いことだ。
もう1人のお姉さんであるマクナーリアさんは、吸血鬼だというエリシュカさんを結構怖がっていたが、お化けが怖いタイプなのだろうか……。
折角闘技場に居たからということで、その後少し修練に付き合ってもらった。
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