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2024/04/28

Stainキャラクター解説(ストレイ:感想戦役⑤)

・11/6 大雪原地下空洞

はい、この辺りは「大雪原地下空洞」ばっかなのでタイトルもうちょっと変えとけば良かったと
今頃後悔しています。あとでこっそり変えようかな。

という訳で、時間軸が前後しましたがチェルノ回。

チェルノちゃんめっちゃ可愛いけどゆっくり話すのは初めてですね。
しかしちょいちょいお世話になっているし、今は同じ苦境に立たされた仲間です。


ユーリアが襲撃して来たりもしているので、ブレードと共に見張りをしています。
(ここで「ブレードが元気が無さそうに見える」と言っているのは、サントアニエスは死霊馬を王の役に立たせる為に世話をしていたから。戦いの中でこそ輝く馬であり、地下空洞でじっとしている姿はきっと元気が無さそうに見えるだろう。と思って。それが分かっていたことも、借りたからという以上にサントアニエスにブレードを帰してあげたかった理由のひとつです。)


取るものも取りあえずという感じで逃げてきたので、やっぱり物資も不足していて
食べるものも少ないし寒いし治療も満足に受けられないしと、結構つらい時間なんじゃないかな~

と思うんですが、結構みんな逞しくて野生動物を狩ったりしてましたね。

それにチェルノの存在はやっぱり大きい、いや大き過ぎる……潜伏中の備品の殆どはチェルノが
作ったんじゃないかな~とか。
そしてまた”黎明”ではそれらを地下に置いて行かなければならなかったんじゃないかな。


とにかく、少しぼうっと見張りをしています。
やっぱり精神的にはつらい訳です、まだ”黎明”のことは知らない訳ですから

封鎖された国境線を突破する目途はなく、ラファノールも情報が漏れるのを危惧して
「手は打っている」くらいしか言ってないんじゃないかな?この辺は妄想ですけど。


どちらにせよ、不安や心配、慕情、色々と募る訳です。
信頼関係があり、決意をしたとはいえ少年、そこまで強くはありません。


そんなときに同じような不安を持つ仲間と話せるのは気が紛れるもの。
(そう考えるとジュリエッタさんはつらい立場に居ます)

やはりチェルノも「考え事」があるということで
(同じ見張りという作業の中ですが、此処では意識して横に座ったりなどはしていません
もう同じことを悩み、同じことをしている(脱走)仲ですから)

チェルノとアリベルの関係を尋ねて行きます。

”激動”での様子を見れば、この2人が少し複雑な状況になっているのは分かります。
自分ともファンファンとも違う悩みを持っている。


チェルノエニェーバはアリベルの名を一方的にあげたので、
自分が脱走すればそれでアリベルは助かります。

だからチェルノは脱走したのですが……アリベルはそれを許さなかった。
それを予想外だったと話します。


それを聞いて、ストレイは意外だと感じる。
だってこれまで散々、喜々として王の為に働いて来たチェルノエニェーバですから。
どうかすると本当に血も涙もない腐れ外道マッドメカニックなのではないかと思っていたくらいです。


けれどチェルノは
「アリベルを殺すことに心が耐えらえなかった」
「あの場を取り繕う為に最初は殺すつもりのように振る舞っていた」
と打ち明けてくれる。


チェルノ……体は大きいのに繊細な心を持っているところが可愛すぎる……
腐れ外道マッドメカニックなのは起源の方だったんや!!
座って頭を抱えるチェルノエニェーバ、僕の中では完全に体育座りです。
(腕が多いので膝を抱えながら頭も抱えられます)


チェルノの弱さを知り、いつもより少し小さく見えるチェルノ(それでも大きいですが)
に何か、と考え。
アリべルはチェルノに尊き者だと言われて嬉しかったんじゃないか。と言います。

本当に唯一尊き者が「悪魔」だとしても、その次くらいには、或いはあの”相反”の後にチェルノを尊き者だと感じたかも知れない。

しかし言えるのはそのくらい。
アリベルのことを良く知らないから、想像にしても頼りない。
死にたくない、殺したくないチェルノと、殺し合いたいアリベルの向かう道がどうすれば同じになるのかは、想像も付きません。


ですがチェルノはここで「私は、アリベルの為に死ねるのだろうか…。」と口にします。

人一倍生にしがみついているチェルノエニェーバがこう言ったことは大事なことじゃないでしょうか。
尊き者に挙げたのもチェルノ、脱走を決めたのもチェルノ、戦えと言われても生きる為に逃げたのがチェルノですから。
これまでは比較的一方的に決めていたこと(それはある程度、チェルノの繊細さから来ているのですが)
ここでは確りアリベルの考えを受け容れた上での言葉。
自分を変えてでも。それだけアリベルを想っているということの表れです。


それが伝われば事態は好転するかも知れない、とストレイは思います。

ここで2人が少し別々の意味で「難しい」と言い合うところは好きですね。
そうやって言葉も被ったから、ストレイの頭を撫でようとしたチェルノの頭を逆に撫でています。(撫でられて泣いちゃうチェルノ可愛いよぉ……)


そして勇気付けます。
「アリベルがチェルノの気持ちを分かってくれるように頑張ろう」と。

上手く行くかあまり自信はありませんが、僕も協力する(できるかどうかは別として…)とも伝えます。

そうしてほんの少しだけ前を向く力が湧いて来れば、あとに残るのは「尊き者」への思いでしょう。
どうしてるのかな。と想起して。
アリベルもきっと頑張っている。(ジュリエッタもきっと頑張っているから)

と、やはり相手を信じることへ繋がる。


離れているのだから相手のことなんて分かりませんけれど、そう思うことで頑張れるのです。



あと此処で、チェルノがコートを作ってくれるのですが。
(折角、何が欲しいって聞いてくれてるのに、わかんないって残念な答えちゃう僕なんですが、設定を見てコートを提案してくれるチェルノ神……)

ロール中に設定あげてくれるの仕事速すぎてビビります。
そんなすぐできるの!?!?凄すぎない!?!?

そしてこの時作って貰ったウルフコートにめちゃめちゃ助けられるストレイなのでした……チェルノのお陰や……。
(元々何にも持ってないから急に強いもの貰ったから頼り放題)


それに、武器に詳しいチェルノに、剣の扱い方を教えて貰います。
ちょっと喜んでるチェルノがまた可愛いよねって……。


コートを作る為にチェルノが離れた後も、ストレイは見張りを続けます。
会いたい気持ちを募らせますが、口には出さずにぐっと堪えます。
”黎明”までの間、とにかくこうやって想い続けるのですが、それを自分から口に出すことは殆どありません。(手紙も隠します)

しかし心配で仕方なく、会いたくて仕方ない。
”黎明”で気を失う最後までずっと堪えているのですが、最後にやっぱり出ちゃったりするのです。



・特別コラム~メルドグラースという”あたし”~

メルドグラースというキャラクター、実は一番このイベントの主人公に近かったのではないか
と僕は思う訳です。というコラム。


メルドグラースは高いテンションと愛嬌を持ち
行きつけの酒場である「屍蝋亭」をジャックし、血の池オムライスで場を盛り上げる
賑やかなキャラクターなんですが……


「普通の感覚」を持っているところが凄く良いんですね。
そして非常に自分の気持ちに素直で正直な、ストレートなキャラです。
(自分を守る仮面は被っていますが)

戦闘員か非戦闘員かに関わらず、”相反”で下された王命に
「王様のーーーー!!!!!ぶわーーーーーーーーーっか!!!!!!!!!!!」
とまで言ったキャラクターはメルドグラースだけでしょう。

大体のキャラクターは、王命には少しくらい理解を示しているものですが
全然理解できない!!というスタンスを非戦闘員という立場で取るのはかなりの度胸です。


しかしながら、一般的な人からすれば「愛する者を殺せ」という命は常軌を逸してますので
この反応が正常な筈です。
勿論、この魔都ではそれが異常になっているところがイイです。


そしてこの反応、下手をすればイベントへの非難になってしまう可能性もある
「なんだこの王命はwwwwww」みたいな態度を取ってしまえば激寒アクションです。
それにこういう感覚のキャラが多過ぎても雰囲気が出ません、ちょっと居るから良いのです。
(比率が逆なら逆でも面白いですが、違った雰囲気のイベントになりますね。普通のみんなが悪徳の都でサバイバルみたいな)

”相反”での問いについても
愛すべき尊き者とか言われても「わからない」それが普通っちゃ普通じゃないですか。
もちろん、大多数はノリノリでやって欲しいんですが、ごく一部こういう感覚で、場が白けないようにやってくれる人が居ると、どちらも引き立ちますよね。


メルドグラースというキャラクターは、それを自然に、面白く、そしてドラマチックにできる。
「普通の感覚からの反応」をしっかりこのイベントに落とし込んでいますよね。

それが良く分かるのが、11/06、メルドグラースが魔都から出ていくシーン、レーゲンハルトとのロールです。めっちゃ好きですね~~。


メルドグラース、レーゲンハルトにめっちゃツンツンしています。
レーゲンハルトとは仲が良かった筈なのに、愛するクライオフェンを手に掛けたことがどうしても理解できなくて。
(此処ではレーゲンハルトも、クライオフェンを失った苦しみに揺れているところがまた良いんですよね~~~~~~~~~~~~!!!)


レーゲンハルトは”相反”でのことについて、自分の考えを伝えますが
これを「やめてよ。」って太字で遮るんですよね。
いえーーーーーーーーーーーーーい!こういうことが言えるキャラを待っていたー!俺!!


こういうアクション好きですね~、一見して相手を強く否定してますから
嫌な思いをさせる可能性もある訳ですが、キャラ的に否定しなきゃいけないところは
やっぱり否定していかなきゃいけませんよね。
そしてそれが面白さに繋がっていく……。(いかなかった時のダメージはデカいけど……)


「意味わかんない」「あたしには無理」
感情のままに思ったことをぶつけて行きます!これだよこれ~~!

で、そうすると、レーゲンハルトも打ち明ける訳ですよ、弱味を。
王に絶対の忠誠を誓うThe真のStain、粛清騎士レーゲンハルトがですよ。
取り繕ってたんだとかさ!?!?!?!?????????????!!

そしてメルドグラースとの交流に安らぎを得ていたことも。
弱味を打ち明けるだけでなく、相手を大切に思っていることも伝える。
さすがは師匠です。


感情をぶちまけたことで、お互いが苦しんでいたことを理解し合う。
良いシーンや……面白さに繋がった……良いシーンだ……。


そして元の2人に戻って、でも別れるんですよ。
しかも、再会を願っているんですが、もう会えないんやなって……泣ける……。



そんな訳で、メルドグラースは普通の感覚を持ちながら、人形達を間近で見続けた人物であり
最も視聴者(?)に近い感覚を持った”あたし”なのです。

そういう意味で、今回のイベントを特定のキャラクターの視点で描くとしたら、メルドグラースが適任なのかも知れないな
ということなのです。(主人公に近い。というのはそういう意味)


・11/7 大雪原

チェルノエニェーバと話したことを実践する機会が訪れました。
今回のイベ全般に言えるんですがかなり運に恵まれていた……あらゆる運に……

今回もそう、2時回ってからのロールに気付けるなんてラッキーです。

アロロの護衛で来ていたアリベルをストレイが発見します。見張りって設定は最高だな!!
後入りという都合上、アリベルを先に発見させて貰ってますけどね。(こう、知覚判定的にはアリベルが先に気付いておかしくないからさ……)


ストレイはアリベルに声を掛けますが、かなりビビってます。
彼にとってアリベルの印象って”人狼””獲得””歌合””相反””激動”と見事にクロスボウぶっ放してるシーンばっかりで、その半分くらいは爆破シーンなので爆破マンだと思ってます。

久々に小文字になるくらいビビってます。

最新のイメージとか「――逃げるな!!! 逃げるな!!!! チェルノエニェーバ!!!! 僕と!!!! 戦えええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!」

ですからね。そりゃビビりますよ。
「チェルノと戦いに来たの?」って、そりゃ聞きますよ。


でも違うと言うし、今日は攻撃されなきゃ攻撃しないとまでアリベルは言う。
チャンス到来です。ていうか、絶好のチャンスです。

すぐ切り出します。
いつ状況が変わるとも分かりませんから、チェルノがアリベルを想っていることを伝え、アリベルの考えを聞きます。


アリベルはやはり反逆者は殺すと言う。
チェルノエニェーバも、ストレイも、同じように。明確な殺意を滲ませて。

反逆者だから殺す。
それだけでチェルノエニェーバが殺されてしまうとしたら、あんまりです。
ファンファンに対しても思った「あんまりだ」という気持ちが、奮い立たせます。


そしてこれは初めてのことですが、アリベルを相手に「そんなことをしちゃダメだ」と言います。
基本的にストレイは相手に意見をしてこなかった、受け容れていくタイプだったのですが、此処で遂に自分の意見をぶつけます。


それが良いことなのか悪いことなのかは分かりませんが、間違いなく言えることは彼等には時間が無く、起こってしまえば取り返しがつかない。



出来る限りのことをする。
勇気を出して声を掛け、聞いて、伝えて、お願いして、また聞く。
(少年からのお願いはズルいですよね、ロリからのお願いの次にズルいです)


お願いは受け容れて貰えませんでしたが、返答までに2人の間に流れた沈黙で
アリベルが何かを考えてくれたことは分かりました。

「何で(チェルノエニェーバはそう言ったのか)」とは問われていますが、それはチェルノエニェーバ本人から聞くべきこと。


揺らいだようでも、やはり王命に忠実なアリベルに、その源泉を問います。
本能だと答えた意味をこの時はよく理解できなかったのですが、その後のランドールとの会話でその一端を掴みます。


「アリベルが話をしてくれるように頑張る」とチェルノに約束したので、「2人で話をして」とダメ押しをしていますが、こう言わなくともきっと2人は話をしたでしょう。(時間が合えば)

とはいえ、他のキャラ同士の展開にささやかながら噛ませて頂けるというのは、何とも冥利に尽きることなのです。(ファンゼル然り)
こういうのをどんどんやっていくのが、”相反”以後のストレイ後半戦の動きでした。

与えられたものを返していく活かしていく為にアクションあるのみ!



・11/7 大雪原地下空洞

メルドグラース合流回です。時系列的にゲンメルに触れる為のコラムだったのさ。

見張りをしているという設定は先入りにも後入りにも使えて便利だなあとめっちゃ思いました。
物語では悪いヤツにサクッと殺されることが多い不遇ポジですがね、見張り。


この時はジュリエッタさんへの手紙を書いています。
ロッキの書き置きを見て、手紙を託そうと思ったのですが間に合わず。

もし次のチャンスがあった場合に備えて手紙を書いています。

どう見ても遺書になるフラグにしか見えないやつですね。
実際死んでたら遺書として出てくる予定でした(笑)
”黎明”までには書き上げていますから。


この時点では「体に気を付けてね」しか書けていません。
恐らくロッキにメモ書きを渡すか言伝が間に合ったとしたらこの一言だったでしょう。

何の捻りもありませんが、何を於いても心配事というのはそれに尽きますからね。
(それを最初に書いたせいで、いきなり文章が終わってしまってます。「ジュリエッタへ 体に気を付けてね。」)

そういう訳で、次に顔を見たとき何を於いても飛び出した言葉というのが「大丈夫?」だったりします。


メルドグラースと再会を果たしますが、さすがにいきなりハグはできずに手を握って暖めています。
実際にはハグしたいくらいの気持ちはあったのですが、逃亡生活も3日目となり満足にお風呂とか入ってなくて汚いんじゃないかな~とかそんな心配です。


ユベルティとジュリエッタさんとのロールでいつだったか、闘技場で修練→酒場に飯を食いに行くみたいな流れのとき「今、自分汗臭いと思うんで……」と距離を取った思い出があり、それを思い出しながら打ってました(笑)


此処ではファンファンちゃんの喜び方と心配の仕方が特徴的で
思っていることはあるけど名前を呼ぶばかりで言葉になっていないくらいです。

それを見てストレイは同性の友達と再会できて嬉しいんだろうな、なんて思ってます。
アーゼルベイルの件ですっかり母認定ではありますが、実際にはその身で産んだ経験は無いし
伴侶の愛が支えになっている訳でもなし。

背負うには大き過ぎる荷ではないかと思っていたところ、この泣きようなので、その様子に母ではなく女の子の面を見たりしています。
(勿論、ファンファンの大きな愛故でもありますから。勝手にそういうのを見ています。)


ここでもファンファンちゃん、アーゼルベイルと対峙する時はロッキやメルドグラースに見られたくない。
という風なことを思っていますね。
どうしてもアーゼルベイルの事になると弱気になってしまうのか、やはりどこか、助けが要りそうな様子が見えますよね。
このロールの最中はずっとテンション高いんですがアーゼルベイルのことを思い出す時は。

きっと、ふっと表情が陰る瞬間が見えてたりするのかな~なんて。


一文だけでめっちゃ笑わせてくるユーリアが通り過ぎて行ったり、イーヌオが胸とかお尻とか言い出したり、リルカがやって来たりチェルノが通って行ったり、もう忙しい(笑)



イーヌオ君とも話します。
練兵場でのイメージが残るので苦手意識はまだ少しあるのですが、メルドグラースやファンファンの居る場であるお陰で、あまり緊張せずに済んでますよね。

自分だけだったら警戒しちゃいますが、メルドグラースが抱き着いてたら「悪いヤツじゃないのかも?」ってなります。(単純)


イーヌオにも、チェルノエニェーバをどう思っているのかを尋ねます。
アリベルとチェルノの関係についても。どうなるのが良いと感じているのか、2人に近い者からも聞きたくて。


チェルノエニェーバの望みを叶えるだけだ。(アリベルと共に死ぬと言われても受け入れるし、イーヌオがその為に黒の手の足止めになって死ねと言われたらそうすると)

チェルノ信者とも言えるその様子に、少し面喰ってます。
無表情で淡々とデスボで語るので、余計理解出来なさに拍車が掛かっています。

凄い。スゴイのは分かる。しかし、うーん、うーん……頑張って呑み込もうとしてやっと「チェルノのことを一番に考えているんだね」とかそんなとこでした。
此処までを見てもそうですが、基本的に初回で相手の考えを上手く呑み込めていることは少ないですね。
なので、初めて触れるとこのくらい。
もし、チェルノを失ったあと、”黎明”までの間にもう一度話す機会があったなら……或いは”黎明”での動きも変わって来ていたのかなあ、と思います。


まだイーヌオのことが良く分からないな。という空気がバリバリに出てたので
俺のことが怖いか。と聞かれます。

そこで、練兵場での話を思い出します。
「あの時、訓練兵を殺した」から。それがイーヌオが苦手な一番の理由。

これにもやはりイーヌオは「使えないものは処分する。敵は殺す。」と当たり前のように言う。
ストレイは違うのか。と聞かれますが、勿論でした。

自分だって戦闘訓練はギリギリでやり過ごしていたから。
それに自分だけじゃない、人形として自分を「出来損ない」だと感じている者は何人も居た、このアンリーシュにも。


単純に自分は違う。と言っても、どうもイーヌオとは尺度が違うので上手く行きません。
(練兵場では「ストレイはStainだから」と言われましたが、よく分かっていない)

ので、「じゃあチェルノが”使えなく”なったら処分するのか?」と問います。
イーヌオの2つの価値観を照らし合わせることで何かが分かりそうな気がしました。

イーヌオは分からないと答えます。
使えないチェルノに従う気になるかどうか……と言っているので、有能であることは
チェルノを信奉する理由の大きな一つなのでしょう。

有能なまま立場を違えたらどうするのか?
イーヌオの答えはストレイには少し言葉が足りず、理解に至っていませんが

あの訓練兵のことはきっと機械的に処分したのでしょうが、チェルノエニェーバのことについてはこうして確り考えているのが分かります。

その経験がきっと、他の人にも……という希望を抱いてますね。


この時の「そうじゃない」は
これまでは消極的に生きていたから、「死にたくない」と感じていたけれど
今は違いますからね。究極的にはアンリーシュを裏切る覚悟すらある訳で……。

とまれ、教会でのやり取りを思い出して恥ずかしがっているだけです。


それよりも「次何かあっても、お前は生きろ」です。
ストレイは若干イーヌオに苦手意識がありますから、その相手からどうしてこういう風に言われるのかがまだ分かりません。
イーヌオも喋るようになりましたが、コミュ障とコミュ障なので中々直ぐには分かり合えなかったね……もう一回あれば……。



ここで白湯を回し飲みしてるのめっちゃ好きですね~楽しかったです。


メルドグラースは脱走の理由について、「大事な人をいつか殺さなきゃいけない(或いは殺されなきゃいけない)未来に怯えて生きるくらいなら」と言っています。

今、自分がそういう状況に置かれている訳ではないのに。
だからこそ、それだけ許せないことなんだというのが分かります、見上げたハピエン厨です。
(わたしもそう思います)


こういう人の為に、ストレイは王命を逃れなければならないと思っているのですが……まさか自分から出てくるとはとんでもない奴です。

処刑を逃れ切って。
できれば王命を覆して、魔都に戻ろうと考えていましたからこんなに早い再会は予想外。


でも、メルドグラースを心配こそすれ「残っていれば会いに行ったのに」とは言わない。
やっぱり、会いたい気持ちがあったことを再認識できています。
それに、メルドグラースが「戻って来るつもりだとは思わなかった」とも言っています
そうか!と思った訳ですね。

手紙に「会いに行くから」と書き加えます。
結局、手紙は届くことなく「会いに来ました」なんですけどね。


なのでやはり、行動にも移していきます。
気持ちを行動で示す男ストレイです。

メルドグラースをおんぶしちゃいますね、拾い雪原を歩き彷徨って疲れているでしょうから。
皆のところまで運びます、が……チェルノエニェーバと交通事故を起こしちゃうのはまあ、お約束。


しかし此処で作って来た鼻栓替わりのクリームも有能過ぎて、どこまでできる奴なんだチェルノ……。



・11/8 大雪原地下空洞


チェルノが何夢殺されてしまいました。
(それにしても何夢殺、職人技ですよね。名言ハルゾで詳しく取り上げたいと思います)

見張り用の前哨を片付けながら、声を押し殺して泣いています。


チェルノがアリベルとの交流の結果としてそれを選んだのならまだ良かったのですが。
黒の手によって殺されてしまったのです。

同じ境遇の仲間がそうなったということは、自分にもアンリーシュの皆にも同じ結末が待っているのだと想像してしまいます。


死穴を前にして感じた寒さよりももっときついもの。
運命という大きな渦に呑み込まれてしまったのだと感じます。

そういったものの前では、何を想おうが関係無く、抗っても無駄なのだという無力感に圧し潰されてしまいそうです。

悲しみと不安が次々と押し寄せて、今までの事さえ運命に振り回されているだけなのだとさえ思ってしまいます。魔都からの脱出だって、ラファノールという流れに乗ったに過ぎないのだと。


チェルノが居てくれたら。何度も思います。
ファンファンとチェルノは魔都に尊き者を残して来た仲間、彼女等の未来がどうなるのかは、やはり自分の事のように思えるから。

彼女等が幸せになってくれたなら、自分もそうできるかも、という自信に繋がります。

けれどチェルノエニェーバは死んでしまった。
同じ境遇の仲間を失いました。未来が閉ざされたように思えるし、事実有能な彼女が居なくなったことで脱出の成功率も下がります、同じ悩みを共有する相手を失ってこうして1人で静かに泣くことしかできない。


どんどん想像は悪い方向に向かって行って、最悪の状況を考えてしまいます。
それは魔都が滅すべきものとして無慈悲に破壊され
其処に生きる者全ては、染みを漂白するが如く根絶やしにされ
それを守ろうとするジュリエッタも無残な最期を迎え
自分はそれをただ見ているだけ。という未来を。


場合によってはあり得ることです。
魔都を脱出し魔神の心臓に打撃を与えた後
弱った魔都へ向け、新たな十字軍が編成され魔都に向かう

その時、自分は元Stainとして牢に入れられていて……さほど可能性の低い話とも思えないわけです。



でも一番悪いところまで思考が落ちた後は上を向けるのは起源と同じネアカなところ。
出来ることをやります。先ず、サントアニエスへのお礼の手紙を書くところから。

直接返してあげられるとは限りません、ブレードだけが戻ることになるかも知れないその時の為に。
紙は限られているでしょうから、ジュリエッタへの手紙を書いた残りの切れ端ですけどね。


というところにリルカが急に現れたので書き損じ、貴重な紙を無駄にしかけてしまいますが
リルカから日記帳の一頁を貰うことができました。
(ジュリエッタへの手紙と違って恥ずかしくはないので見せられます(笑)

メルドグラース合流回では別人のようにテンションの高かったリルカですが、この時は落ち着いてます。
やっぱあの時はみんななんかテンション高かったよね(笑)


日記に書いてある人形達の名前を見て、また少し気分が落ち込んだりしながら話を続けます。
「生き延びられたら何がしたいか」と問われ「また皆でオムライスが食べたい」と言っています

これは今も思っていることで、またどこかで皆と集まってオムライスを食べたいなと願っています。(メルドグラースが魔都から離れて行っているとも知らないで……)


リルカは生き延びた後、慰霊碑を作り魔都でのことを加害者として語り継ぎたいからストレイに協力して欲しいと言いますが、ストレイは反発してしまいます。


ついさっき、魔都の滅びについて考えたところだったから。
きっとリルカは良い意味でこの戦いが終わると言っているのだろうし、未来のことを考えて元気が出るようにしているのですが。
(この後、ストレイが死にたがっているんじゃなくて良かった。と言っています、元気付けてくれてたんですね。敢えて指切りするのも約束があれば生きる原動力になるからでしょう)


それは徐々にストレイにも伝わって、反発は直ぐに収まりますが
”語り継いで行きたい”とまでは思えませんでした。


自分達が今感じている苦しみを特別なものだと思いたくなかったから
外の世界の”人間”達も同じような苦しみや喜びを感じていて

自分達が人間と同じだからこそ、今、こうしているのだと思いたかったから。
「外の世界ではありふれた話」であり「僕達という個人の話」なんだと


魔神を悪用したことに発した大いなる悲劇ではない
運命の渦に呑み込まれる話ではない

そんな風に思いたかったから。


もしかしたら、運命を切り拓くだけの力が未だ無かったことの表れだったのかも知れません。


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2018/11/28 キャラクター紹介 Comment(0)

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