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つらい、戦いだった。
外見は炎を酸で焼かれたが、精神的には胃を火炙りにでもされているかと思ったほどだ。
正直なところ、二度とは戦いたくないタイプなのだ、この2人は。(一度も戦いたくなかったが)
恐らく割りにあっさりセシルアにカードが渡ったという噂も、2人揃っていなかったからに違いない。
無茶苦茶なんだ、もう、ドロドロだ。
そして必然、こうなってしまう。
彼女等にあるものと俺達にあるものは全然違うもので、それらは互いに代わりにはなれない。
戦士を相手にすれば、剣を折れば良い。
だが、それでは駄目なのだ。けれどルードローズに言ったように、俺には彼女等と同じものはない。
だからその代わりを俺の中から出さなければいけない。
それには時間が掛かった、とても。
俺はギリギリまで、表っ面で戦おうとしていたからだ。
戦士として立ち向かい、意思によって突き進み、希望によって切り拓こうとした。
それでは駄目なときだってあるのにも関わらず。
そのせいでロゼッタさんは、とんでもなく酷い怪我を負い、三角獣は、マリアさんに"喰われ"てしまった。
これらの力が、本当に俺の本心から出ていたのなら、また違った選択、違った結果だったのかも知れない。
若しくは、俺がもっともっと強ければ、上っ面を剥がされることだって無かったのかも知れない。
けれどそうでなかったから、この結末を招いてしまったのだろう。
俺は……。
俺の魔法は、自分が良ければそれでいいという願いの現れだと認めさせられた。
分かっては居た、自覚していた、けれどそれをこんなにも感じることになるなんて、思っても見なかった。
選択が、結果が示していた。
責められているように感じた。(恐らくそうではないのだが、俺は怖かった)
けれどそれを認めなければ、このとき、俺は自分の決断の責任を取れなかっただろう。
俺の決断は…。
俺はこの決断を、後悔せずに居られるだろうか。
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