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寄生体を体に宿す準備を整える合間、合間、俺はペティットに戻って来ていた。
順調に体に馴染ませる為には、ヴェロナージで大人しくして検査を受けているのが良いとは分かっているのだが、俺にはやるべき事があった。
ダートラディアさんとの試合の、対策を立てることだ。
絶対に負けられない試合だから全力を尽くしたい、俺は思い付く限り、ダートラディアさんと戦ったことのある人に手紙を送った。
修練会でダートラディアさんと手合わせをしていたレインさんとグリンさん。
コルフォーティス杯でダートラディアさんを破ったフランセット。
ダートラディアさんと親しい仲であり、何度も手合わせをしている亡霊騎士。
この日は、レインさんに話を聞くことが出来た。
俺が闘技場を眺め、これまでのダートラディアさんの戦いを思い出していた時、
レインさんは最近購入したという使い魔を連れて現れた。
レインさんはどうやら、別口(バレットさん絡みで)からダートラディアさんの件に絡む事になったらしい。
ビジネスだと言っていた。
しかしバレットさん達がどのような方針でこの件に当たるのかは知らないと言っていた。
ビジネスと言うのに方針を知らないということもないだろう、俺に対して秘密にしているのだろうか?
或いは、単に軽く請け負ったのかも知れない。
(話をしたエレナカレンとは親しいと言うし、この件は前にも言っていた通り気になっているとは言っていた)
何にせよ、その一環という訳では無いにせよ快く応じてくれたのは有難いことだ。
目的は同じだからお互いに頑張ろうと言ってくれた。
レインさんが言うには、ダートラディアさんは「受け」の技術が上手いと言う。
拳法で言うところの借頸らしいが、とにかく此方が攻撃しても上手く受け流すことが出来るということだ。
戦闘に関する知覚の高さが、それをより引き立てているという。
そして此方の攻撃を受け流しながらのカウンター気味の攻撃が最も特徴だということだ。
それに対してレインさんが教えてくれたのは
・乱打(カウンターをする隙を作らせない)
・カウンター外し(カウンターは狙ってやるもの、その狙いを外す)
・カウンター返し(カウンターをカウンターする)
の3つだ。
その3つ目、「カウンター返し」これはレインさん曰く高等技術だそうだが、これを簡単に行う方法があるという。
それが「相打ち」だそうだ。
自分だけが相手のカウンターを避けつつ、ではなく、相打ち覚悟で臨めば高い技術を持たずとも何とかなる可能性が高いという。
相手の受けの上手さを考慮し、受けられようが決まろうが気にしないくらいの気持ちで、乱打気味に戦い相手に暇を与えないこと。
カウンターを警戒し、いざと言う時の相打ち覚悟の一撃を常に考えておくこと。
こういったことが主に有効そうだと感じることが出来た。
まだまだ不十分だが、何とか間に合わせるしかない。
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