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自警団の詰め所へと行った、一応、自警団の修練に冒険者として混ぜてもらう格好で行ったのだが、俺の目的はファルベリアに会うことだった。
狙って行ったとはいえ、この日は実に運がよく、ファルベリアと2人で話す時間が持てた。
(今ではヴァイスと呼ばれているらしい)
話してみた感触として、ファルベリアは実に少女らしい無邪気な可愛らしさがあるようだった。
それを知らなかったのもその筈か、俺はアカマガツのときのファルベリアしか知らなかったのだから。
例え自我があったとしても、あれだけ追い詰められた状況で、このように振る舞える訳も無い。
それにしたって、このような性質を持ちながらにして、今となってはあの事件の事を精神的に乗り越えているのだろかと思えば、驚愕するばかりだ。
あんなことがあれば、人なんて容易く歪んでしまうだろうに。
無関係の人を巻き込みながら元凶を倒すか。
或いは元凶が無関係の人を巻き込むことを分かっていながら、(自らが他人を手にかけたくないがために)自殺するか。
俺はどうしても納得出来ない。
そんな理不尽な二択を迫られて、自ら多くのことを背負う、勇気ある決断をした者が、その全てを背負うなどというのは……本当に正しいことなのかと。
だが、「後悔はない」と言うファルベリアの前では、無数の人の死を償うと決めたファルベリアの前では。
自分が厳しい状況に立たされているというのに、ファルベリアは、どうかすると、暢気な様子だった。
そりゃあ、アカマガツとして元凶を釣り出せるかどうか生きるか殺すか死ぬかというのを超えてきた者からすれば「まあ人を殺めるには殺めたし」なんて悟りの境地にも達してしまうのかも知れないが。
だが、現状は正しく認識しているようだし、ギルバートとも協力しているようだ。
当時の事件を知る団員であるザラメデスさんなりが居てくれれば心強いが……それでも、自警団内に味方が居て、かつそれが正義感の強いギルバートというのは頼もしいことだった。
それ以外にも、セシリアとは(2言しか交わしてないというが!)今でも厚い信頼関係で結ばれているようでもあり、非常に安心したことだった。
ともあれ、焦点はゼルサリスの剣、まずは自警団内を洗って、手掛かりを見つけたい。
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