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広場でギルバートとモラさんがShowdownの話をしていたので混ぜてもらう。(飴をを配っている不思議な女の子も居た)
ギルバートが珍しく私服で居るのを見て、その後も少し話をした。
ギルバートは怪我の為療養中だったようだが、怪我のこと以外にも落ち込み、参っているように見えた。
話を聞けばやはり何か、抱えていることがあるようだった。
俺はそれを最初、やはりペティットという街のこと(例えばShowdownという大会の危険さ等)について多忙であり参っているのかと思っていたが、それは違った。
誰か個人のためのこと……自警団員としてではなく、1人の人間として関わっていること。
けれどギルバートはそれについて、自分は殆ど役に立てそうに無いのだという。
それでも此れだけ思い詰めて、ただ支えになってやりたいと口にしていた。
純粋だ。
何故、俺はこの純粋さを持てないのだろう。
どうして会いに行ってやれないのだろう。
その答えが自分では分かってしまっていて、結局、足があの場所へと向かうことは無かった。
そんな自分が嫌で、もうできれば…会うことが無ければいいのにとすら思った。
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