[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
- Newer : 10/25 森にて
- Older : 10/19 森の奥の泉にて
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
海辺でリフェリスという子と出会い、波打ち際ではしゃぎ、プレゼント交換をして、幾らか話をして友達になった。
最初に見たときこそ、角と白い髪、赤い眼、そして竜のような翼の姿形をした女の子が海辺で夜空を見上げていたので、神秘的だなとさえ思ったのだが…。
その実、中々の悪戯っ子だったようだ。
第一印象とは裏腹に割りとSっ気がある、同い年くらいだったら割と虐められていたかも知れない。(きっと同い年以下にはお姉さんタイプだ、きっとね。おっとりS、恐ろしい。)
見た目は十台半ばだが、相応以下に幼く感じる。
獣人なのだと思うけれど、見た感じ線が細く、獣人らしい力強さをあまり感じられなかった。特徴的な容姿だが、混血だろうか。
(プレゼント交換をしたときの握手でも、そう感じた)
神秘的だと感じた旨を伝えると、言葉が難しいようだったので綺麗で特別な感じがすると言い換えると、タラシのようだと言われた。これはクレインさんの通り名…えーと。
リフェリスの照れ隠しのようなものだとは思うが、この街に来て(前に言われた事がある訳ではない)冗談にもあまり言われた事が無かった。
いつも通りであれば、きっと言われはしなかった。
しかし、心当たりはある。
珍しいことに、この夜、俺は人恋しかった。
といって酒場にも行かずに海を眺めて感傷に浸っているような男だった。
一人に慣れていると言っても、そういう日が無い訳でもない。
きっと、それが滲み出ていてしまったのだろう。
何がそうさせたかと言えば、きっと秋の物悲しさがそうさせたのだろうけれど。
2011/10/22 ユベルティ Trackback() Comment(0)
COMMENT
COMMENT FORM
TRACKBACK
04 | 2025/05 | 06 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | ||||
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |