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昨日、血の匂いをさせていた男はクロア、もう一つの名をメラスという冒険者だった。
昨日のうちに調べた通り、彼はこの間の商人不審死とは関わりが無く…いや、関わりはあったか。
ロイアリスと共にその死体を見つけた一人、ロイアリスの護衛さんが彼、クロアだった。
勿論、彼が犯人でないという確たる証拠がある訳ではない。
しかし容疑者リストなるものがあれば、そこから最初に外すだろうという程度には疑わしく無かった。
昨日は犯人であるという可能性を考えて振舞っていたが、もうそうではないので、後は専ら、ロイアリスの話をした。
どうやらクロアは、ロイアリスから気に入られているのは分かっているようだとか(本人の前でもああなら誰でもわかる)、やはり首を突っ込み過ぎれば、ロイアリスも足元を掬われかねないとか…。
その辺りは大凡共通認識だったらしく話が弾み、どちらも本人に言えば怒られてしまうだろうと言って笑った。
路地裏でコソコソ喋るのに適した話題だった。
去り際に小型のナイフをくれた。銀細工の鞘に入った青い石をあしらった銀のナイフ。
彼なりのお近づきのしるしという事として、受け取る。
元はただのナイフだったものを装飾したようで、器用なものだ。
カラスだけに光物が好きなのかも知れない。(ちなみに四枚羽ではなかった)
路地裏では厭夜にも出会った。
事務所がこの辺りだったのだろうか、仕事がないとか何とか、でもとりあえずエリーさんとやらに厭夜のあること無いことを吹き込むことだけは決めた。
しかし亀の水替えを月に5回行うだけの月があっただなんて、事務所があればもう少し仕事も入るものと思っていたが現実は甘くないのだろうか…。
実に脚が速いようだったので、近く競争の約束をする。
ゴール地点は教会が良いだろうか、丘の上にあるので分かりやすい。
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