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- Newer : 08/19 闘技場にて
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大雨の日に水辺に近寄るのは危ない。
当然のことだけれど、ときには止むを得ない理由もある。
(実際のところ、命を賭けるほどの理由ではないかも知れないが)
例えば、農業或いは生活の為に川から引いている用水路。
これが氾濫するなどすれば、大きな被害が出ることもある。
今回はその用水路の水量が急に増したとして、川の近くの水門の状態を見に行く仕事……というか頼まれ事だ。
奇妙なカエルも出るというから、お爺さん一人に行かせられないものね。
目的地へ向かう途中にクレインさんが居て、幾らか雑談をした。
雨の中で過去を想いながら佇むにしてはムードに欠ける場所だったので、過去話もさわりだけだったのが残念だ。
過去は大切にするべきだ。と思っている俺にとってクレインさんの言には少し驚いたけれど、クレインさん自身も過去と上手く折り合いが付いていないようだった。
(そうでなければ、雷雨の日に傘も差さずにそぞろ歩きしやしないか)
囚われたり苛まれたりはしていないが、忘れるべきでもなく、良い思い出とする事も出来ない。どう扱ったら良いのかわからない状態。
そんな風だろう、と想像をする。
想像するだけ。
いつか折り合いがつけば良いなと思うばかりだ、自然な流れに任せる他無いようなものだろう。
恋愛の話についてはナンタラカンタラと書く事も俺には出来ないけれど。
クレインさんはきっと、気付いたら手遅れ、というようなタイプかな…
そして恐らく一途。
男に恋愛分析されても全く嬉しくないだろうから、今のところは言わないが。
ついでに言えば、シャツにジャケット、ツンツン頭が一途に見えないとはどこの国の文化だろうか。
奇抜ファッション=軟派? いや…。
単に ならず者=軟派 ということかも知れない、鎧と対比していたし、きっと対角は騎士とかなのだろう。
(注釈:きっと現代風のホスト という連想ができないだけ)
カエルを捕まえに来た魔女の卵(いや、既に魔女だから大魔女の卵と言うべきか)とも出会った。
お師匠様が解剖をするというのでお使いだそうだ。
カエルは食べられたり解剖されたり大変だ、クレインさんは食べたことがないようだけれど、カエルは美味しいものもいる。
あと鉄分が補給出来る。重要。(カエルに限らないが)
ニーズ、という蛇の使い魔を連れていた。
大きな竜になるらしい。
水路をバッシャンとやってカエルを水揚げ…壮絶だ。
しかしたった3匹捕まえれば良いということだったので、他への被害の大きそうなバッシャンは止めてもらって、協力して捕らえる事にした。
カエルは案の定小型の魔物だったけれど、二人掛りならば大した苦労も無かった。
水門も、こいつらが開けてしまったようで、しっかりと閉めておいた。(これが大変な作業だった)
夏の暑さを呪って冬にして、冬の寒さを呪って夏にして。
そうして四季が早く巡れば確かに「なんだかすっごい世界」にはなりそうだ。
例えるなら、西の空から東の空にかけて朝から夜が見渡せるような世界。
生態系には大きな変化が訪れ、多くの種族が滅びるかもしれない。
しかし、実際にそれが起こることが悪いかどうかまでは人に決められることではない。
自然の摂理、という奴だから。
ただ、そうなったら少しこぢんまりした世界になりそうだ。
四季が短いっていうと、一年が短いようなものだから。
2011/08/19 ユベルティ Trackback() Comment(0)
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