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酒場で「面白い話」と聞こえて振り向くと、テレスがパルティータさんというエルフと話していた。
どうやらパルティータさんは約束をドタキャンされてしまったらしく、話し相手にアルバイトをしていたテレスを選んだようだった。
それにしてもテレスが割烹着姿であったことこそ面白い話だったのだが、ツッコミ損ねてしまった。
蒼水晶の洞窟の探索は、やはり一人頭金貨20枚だったらしい。(なんてことだ!)
そして次の探索は、危険度が低いのか相場と言うものがわかってきたのか、半額になっていた。
聞けば多少の戦闘はあったものの、過酷なものではなかったらしく……後ろ盾のあるって凄いことだ
ジョンさんの動向は要チェックだな。
"Showdown"にも興味はあるようだったが、パルティータさんからの誘いも断っていた。
(さすがに肉壁になりたくなかっただけかも知れないが)
テレスにとって命をかけるほどのものが無い、というよりも、今のところ目標がないのだ。
だから現在、特にやりたいことも無い為に日雇いの暮らしをしていると自分でも言っていて、それで概ね満足をしている。
それでも、出来そうなことであればアレコレと手を出しているようで、蒼水晶の洞窟探索は元より、パルティータさんの家の掃除のバイトを請け負う為に連絡先を渡すなどしていた。
何が切っ掛けになるか分からないが、この街には中々良い出会いと冒険が待っているから、きっと目標が見つかるだろう。
ところで件の脇差しはまだ鑑定して貰っていなかったらしく、”Showdown”に出場するなら是非使ってくれないかと薦めてくれた。
正直な話、呪われているかも知れない品を未鑑定のまま使うわけにも行かない訳で、俺が預かって鑑定して貰ってから……ということになるのだろうが。
もし鑑定した結果呪われていたりしたら、鑑定代を払っただけになってしまう。
うーん、余裕が無い。
パルティータさんは現在無職だと言うが、この街に来る前は他の街の大学に(恐らく職員として)居たらしく、今は何故やらペティットで余暇を楽しんでいるということだ。
余暇を楽しんでいるというよりは、専ら暇つぶしをしているようだが……一体何を思ってそういう生活を選んだのだろうか?
お金には困っていないようだったし、単純に隠居というか、好きに生きようと思ったのかも知れないが。
”Showdown”にも暇つぶしの1つとしてか興味があるようで、ペアが見つかれば出場したいと言った。
―テレスに壁役を断られた後は、掃除の仕事を頼んでいた。使用人が居なくて困っていると言うし、基本的に自分で家事をしない……要は良い家の出なのだろうけど―
自分を良くわかっているのか、協調性が無いからペアには向かないなんて言っていた
だが、俺は協調性の有無はペアの強弱とは関係が無いと思っていることを伝えると、ペアを探すことに前向きになったようだった。
自分の力にある程度自信が無ければこうも言えない、パルティータさんの力を活かしてくれる相手が見つかれば、きっと強力なペアになることだろう。
その日が楽しみだ。
ベガという黒い狐の獣人が、海辺で水切りをやっていた。
水切り名人という異名を自称したこともある俺としては、そこに加わることは最早使命であった。
普通に水切りで遊んでいると、エリュテイアさんやレインさんもやってきて。
ベガさんはその外見の通りと言うべきか、夜のほうが得意だそうだ。
夜のほうがよく見え、昼間は少し眩しいのだと、本格的に夜の生き物の言葉だったが、水切りを素直に楽しみエリュテイアさんと記録を競うさまは、とても暗黒の中にいる人だとは思えなかった。
ベガさんの投げた石が水の上を10回跳ねる日も近いだろう。
月明かりの下に産まれたからと言って、俺は先入観を持ちすぎていたのかも知れない。
星のことも詳しかったが、よくよく考えればベガも星にまつわる名前だ、だから興味を持ったのか、夜に生きる身としては身近なものだったか。
山道で追い剥ぎに遭った。
岩に偽装させた……というか岩で出来たゴーレムを山道に仕掛け、通った者を襲撃するやり口だった。
杜撰な手口では遭ったけれど、それにかかった俺も俺だったのだが。
崖の上に術者が居ると見て、魔法を利用して崖を登る。
そこで見つけた術者に槍を突きつけ、ここまでは上手くやったと思っていたのだが……。
まさか、ゴーレムの一部が俺の魔法を利用して崖の上に登ってくるだなんて。
あの状態でそういう指示を出したのだろうか?元々そのくらいのことは出来たのか。
どちらにせよ、相手を軽く見ていた罰が当たったのだろう。
こんなことで、負けたくないだなんて、どの口が言うのだ。
俺の背に取り付いたミニゴーレムがまさに爆発……!というところで誰かに助けられた。
爆発こそしてしまったが、密着状態での爆発という最悪の事態を免れることが出来た。
ノルンさんに繕って貰ったケープが火に強かった為に、かなりのダメージを防いではくれたが、ケープは無残な姿になってしまった。
また仕事を頼みたかっただけに、報告しづらいことだ。
助けてくれたのはコヨイさんという、猫っぽい感じの獣人だ。
自分のことを妖かしと人間の中間と言う(恐らくコヨイさんの故郷では獣人のことを妖かしと言うのか?それとも、獣人を総じてそう呼ぶ地域か)。
俺を助けたときに怪我を負ったというのに、一人では街まで行くことが出来ない俺に肩を貸してくれた。
人を食べることもあるというが、無闇な殺生はいけないよと教えたらしいコヨイさんのお母様に感謝しきりだ。
川の下流で遊んでいると、フリーレンという不思議なエルフに出会った。
最初は妖精かと思った。
特徴的な……前衛的と言っていいようなビビットでサイケな格好、黒目(青目?)のかなり大きな瞳。
エルフの中でも珍しい民族なのかも知れない。
(共通語も勉強中のようだったし、遠くから来たのだろう)
話してみれば、楽しいことが好きな子であったが、3言目辺りで求婚されてしまった。
何がどうした。
だが、俺は気になった。
楽しい事こそ第一!と考えるような子が結婚したいと言うのだ、結婚は楽しいと思っているに違いない。
俺は経験が無いから楽しいかどうか分からないので、何が楽しいのか、聞いてみることにした。
聞けば「結婚は幸せになるためにするものだから、きっと楽しいことだ」と言う。
なるほど一理ある。
だが、楽しそうだからやってみるというのは他のことなら大切なことだが、結婚については、それでは少し軽々しいような気もした。
フリーレンが重要なことだと捉えているのなら、尚更。
彼女には大切なことが二つあって
一つは「楽しいこと」
二つは「ヒーローを見つけること。または誰かのヒーローになること」
結婚にはその二つがあると思ったと言う。
でも俺は、ヒーローには”なる側”が良かったし、結婚をしたところでそうなれるとも思わなかった。
結婚とヒーローになるのだったら、ヒーローになるのが絶対に先だ、少なくとも俺にとっては。
そういう頑固なところはヒーローっぽいとフリーレンは言ったが、発揮するタイミング遺憾だな。
結婚なんて(と言うと怒られそうだが)世の中の人は結構やっているし、2回3回と行う人だっている。
よく考えれば、大したことのない。
けれど、そのどうってことのないものを、人は特別にしようと頑張っているんだ。
人生にだって意味は無い。
そういったものに価値を与えてやれるのは自分だけだ。
少年と少女の夢見がちな部分が同居しているようなフリーレン、そのパワーで閉じた世界から飛び出してきた。
どっちがヒーローになるか、競争だ。
アウロラさんと六花の神殿で話をした。大きな声、色んな物事が繋がっていること、空を飛ぶ姿、俺も空飛びたい。
師匠やイーリィさん、マクナーリア、リーゼロッテさんとプレゼント交換。イーリィさんの歌、師匠とプレゼントを交換、今年はあまり交換できなかった。
ハロウィン。
(ログがどっかいった集……)
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