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イルクセルに行ってみたり、張り紙を剥がしてみたり。
正直に言えば煮詰まって(誤用)いた。
亜人狩りについて調査を進めながら、ユキギエによる襲撃を警戒するのはかなり無理があった。
そも、何処から来るか分からない襲撃を一人で警戒することから無理がある。
どうして良いか分からなかったし、疲れていたし、夜は中々眠れなかった。
誰かに助けて欲しかった。(思っただけで絶対言わないけど!)
そしてミカからの手紙に助けられた。
些細な事で良かった、誰かの優しさを感じられれば。(手紙の内容は些細以上に心強いものだったが)
特別な事じゃなくて良い。
俺は一人でも変わることが出来る。
けれど誰かの力があれば、きっとより良く変わる事が出来ると思う。
ブラッキーさんの術でユキギエから伝わってきたような絶望に、身を浸さなくても良いのだと思った。
まだ諦めない。出来る事があるはずだ。(と思ったら二つのことを思いつけた)
味方など居ないと言ったユキギエは、この絶望と一人で戦っているのだろうか。
この日の夜、同じ場所で男に出会った。(ポリシカレポートによればディシーブと言うらしい)
此処で起こった事はポリシカさんに伝えておいたが…。
まさか、こんなにあっさりと、殆ど偶然に出会うとは思わなかった。
クランの人間。
どの手掛かりから至る事が出来るのか、どの手掛かりからなら、並行し得るのか。
悩み抜いていたときに、こうも簡単に。
何の準備もしていなかったから、というのは言い訳に過ぎないが…このときは命拾いをした。(といって、相手に命を取る気は無さそうだった。捕えてスピアーと交換したがっていたようだ)
奇妙な男だった、面白いと言っても良いが…矢張り、冷酷さのようなものを感じる。
偶然だか、どうだか、ブラッキーさんも居た。
恐らくディシーブの術を防いでくれたように思うのだが、ブラッキーさんは何も言わずに俺の前から去って行った。
ブラッキーさんには昼間に頼んでいたことがあった。(考え付いたことその1)
が、それを承諾してくれるかの返事さえしてくれなかった。
わざとらしい程の強い拒絶…。
それが何を狙っての事かは分からない。
他所に隠れずにこんなところをうろついているところからして、一人でユキギエを仕留めるつもりで居るのかも知れない。
俺はそのつもりだった。ミカからの手紙を読むまでは。
だから、ブラッキーさんの様子を見たとき。また一人でやろうとしているのかと思った時。
病院だかどこかに縛り付けてやればそれで事足りると思った。
信じていない部分があった。
手紙に励まされていなければきっと実行していただろうけれど、諦めきれなかった。
ブラッキーさんの考えを知ろうと問いを向け、此方の考えを伝え、もう一度共に頑張ろうと告げた。
けれど…。
きっと何か考えがあっての事だろうとは思う。
けれどそれを一人で行っているのだろうか、そしてその考えの向こうに、俺の願うような結果があるのだろうか。
信じられなかった。
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