[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
- Newer : 4/12 貿易船にて
- Older : 4/9 自室にて
不穏な空気を感じてフォローに向かったが、遅かったようだ。
程度は不明だが、向こうに此方の事は知れてしまったという(後で分かったがバレットさんが既に行方不明となっていた。侵入者に結界が反応した形跡は無し、自ら出て行った…?)。
さあ、緊急事態だ。
この事態を招いた原因は、記憶の消去を拒んだ俺にもあるだろう。
肚を括って、どうするか考えて居た。
兎に角、ブラッキーさんの安全を確保し、追っ手を討つこと、それだけを。
だが今回は違った。意外なところから…文字通り「助け舟」が表れた。
ミハエルという男。貿易商で名高いリール商会の次期当主。
ジュリエッタさんが隠れているのも此処の関係なのだから、何かしら深い関係があるのだろう。
いや、助け舟が「表れた」というのは間違いか。
俺達はブラッキーさんと共にミハエルの持つ船を「奪おう」としている。
(此処では無粋な事も言い放題なので確りと記すが、これは同意の上だ。奪う形式なのには違いないが)
ブラッキーさんが一人で背負おうとした。
俺が責任を持つ者だけで処理しようとした。
ミハエルが、ミカが、ラファティが力を貸してくれた。
俺の責任の取り方は割と「引かれる」方なのだが、今回、肚を括っても括ってもそれを実行に移せた事は無い。
世界が俺に興味が無いからだと、思っていた。
………
……
…
こうなる事は止められなかった。
けれどまだ終わってはいない。今回の事も、亜人狩りの事も。
ユキギエはどういう思いで居るのだろうか。
図々しくも、まだ話し合いの余地があるようにも思える。
何とか、やってみるしか無いだろう。
COMMENT
COMMENT FORM
04 | 2025/05 | 06 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | ||||
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |