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ゾンビにも色々な奴が居る、そういうことだ。
ガンちゃんが来てくれなかったら色々と大変なことになっていたかも知れない、主にツッコミ不在的な意味で。
しかし、桜花出身らしく故郷に帰りたがっている感じだったら武者屍の骨を拾い集めて、桜花に持って行ってやろうというガンちゃん、とっても良い奴だ……。
商店街を歩いていると冒険用の装備を探しているヨハンさんと出会って、イトスギ森のことなどについて話をした。
聖術系魔術師のヨハンさん、以前プチ・リブレの公演にも来てくれたジョンさんの知り合い(同僚?)だという。
一緒に音楽をやってはしゃいだという話をすると、普段のジョンさんの様子とは全然違ったのか驚いた様子だった。
ヨハンさんは冒険用の装備、主に防具を探しているようだった。
少し値が張ってでも良い物が欲しいと言うのでアイニィさんのお店を紹介したが、良い物が手に入れば良いと思う。
そういったものを探しているのは、最近ゾンビ溜まりが出来上がってしまっているというイトスギ森に向かう為だったようで、俺も興味があってその話をした。
そこでひとつ、お金を稼ぎそうなことを思いついて協力を持ちかけてみたのだが、ヨハンさんはどちらかと言えば堅いタイプのようで、マジックアイテムの作成までは頼めなかった、残念。
(作成を本職の人に頼むとどうしてもちょっと高いので儲けが減る)
ネージュはジョークというものが分からないようだった(まあそうだろう)ので、ツッコミを教えてみたのだが思ったより反応が良いというか……若干光るものを感じる!いや、マジだ。
天然というよりもどこか素質を感じさせる、恐ろしい子!
ネージュが通りかかったのは俺にジョークを教わる為ではなくて、イトスギ森のゾンビ溜まりに行くつもりであって、丁度その話を俺とヨハンさんがしていたのが耳に入ったようだった。
観光に行くわけではないようで、俺は少し意外だった。
以前より逞しく見え、弓の練習をしていたとはいえ(クラーケン退治に一役買ったという話も聞いたような…。それに光魔法も使えると言っていた)、報酬のためというのでも無いし――
旅に出た理由も結局まだ、聞いたようで聞いていない。
両親から譲り受けた物を手に旅に出てはいるものの……喜んで送り出された訳でも黙って出てきた訳でも無いようだ。
初心を思い出させてくれるもの、という話になったとき、旅にかける気持ちを聞けるかとも思ったが……それはモノではなくてソレユだと言うし、ネージュが直ぐには言葉に出来なかったためそれ以上は聞かなかった。
聞いて後悔するようなことも(きっと)無いのだろうけれど、何だか躊躇ってしまった。
ところでネージュが言うには、三角獣をペティット牧場で見たという。
駆けっこ好きなもので駆けっこをして遊んだというし、間違いないだろうとは思うのだが
まさか、あの森から遥々ペティットまでやってきたと言うのだろうか?
探してみる必要はある。
ルナという学生も話とも話をした。
イトスギ森のゾンビ溜まりに特別興味があった訳ではないようだったが、ネージュの(彼女曰く)女優のようなツッコミに目を奪われてしまったようだ。
ヨハンさんとは読書会(そんなものが行われていたのか!)で会ったことがあるらしく、ネージュとは歳も近く直ぐに意気投合していたように見えた。
(というか2人は結構雰囲気が似ている)
今年になってから留学(寮生活だそうだ!カッコイイ)で他の街からやってきたようで、中々学のありそうな感じというか、要はお嬢さんだ。
(こういう子をもう少し表現できるボキャブラリーが欲しい)
ペティットの学院と言えば魔法を学ぶこともでき、冒険に目を向ける学生も居るため、ルナさんにもゾンビ退治を紹介してみたのだが……
興味はあれど冒険はしたことがないようで、想像をした段階でこう、汗とか出ちゃって(ワクワクすることを想像した時にムズムズとなるアレだ)、いっぱいいっぱいになってしまったようだ。
実際、今回の依頼は危ないことに慣れるのには絶好の機会だ。
色々な支援を受けられるし、倒せなくても問題はないし、逃げたいときに逃げていい。
自分一人でやらなくてはいけなくて、目標を達成しなければ誰かの命が失われて、逃げることも出来ない
そんな状況のどれか1つでも最初から味わいたいだろうか?
正直な話、此処で「俺に任せておけば大丈夫だから付いて来い!」と言えば来てくれたかも知れない。
危険とか、役に立てるかどうかとか、1人じゃ心配なのだ、大丈夫だからと言ってやる人が居ればそれで良い。
でもこげなお嬢さん方を冒険にご招待した挙句ヘマしたらと考えると、それが言えなかったりして。
こういうときミカン君とかだったら「よし葉っぱ、行こうぜ!」と言ってくれて1人で行けよなんて冗談を言う余裕だってあるだろうに。
やっぱり男相手の方がやりやすいというか、俺は意気地がないことだ。
闘技場にて、モラさんと手合わせをした。
近距離でのやりとりではどうしても種族差を感じさせられるが、俺はそれをどうにか上回ることが出来た。
それはモラさんが種族としての特性を活かせない状況だったことが大きかったのかも知れない。
狼は群れで狩りをすることも多く、チームワークやスタミナに優れるものが多い、モラさんは基本的に姉妹で冒険者をしているというし1対1での短期決戦自体が苦手だったのかも知れない。
逆を言えば、ペアを組んでの勝ち点狩りに関しては、ひょっとするとスペシャリストである可能性もある。
モラさんは他の誰かの為にこの大会に参加するようだった。
「自分とともに罪を背負った者を解き放ってやりたい」と言う。
ペア相手の願いも叶えてやりたい……それがモラさん自身が大会に出場する理由なのだろうか?
俺は自分の偽善を精算したいと思っている。
俺には……モラさんが真の善としてそう口にし、優勝をめざしているのか、このときは見極める事が出来なかった。
(真の善のなんたるかが分からないのに、それを見極める事が出来るのかと言えば無理なのだが、「もしかして」とか「なんとなく善いものである」とか、そういった感覚は誰しもあるだろう、それが無かったということだ)
偽善であればそれを打ち破る。
真の善か、それに近いものであれば、モラさんのペアは俺を打ち破るだろう。
それを見極めるためにも、モラさんとはペアになることは避けた。
依頼をして修練をして……お菓子はそう食べないようにしている(高いし太るし)のだが、時々は食べたくなる、寒いし。
そこでリーズナブルなお値段で様々なお菓子をというお菓子屋さんにやってきたのだ、ここ暖かいし。
世界一の材料、世界一の腕、そういったものは賞賛されて然るべきだし、非常に優れているものではあるが
安価で多くの人に色々なものを。これもまた同じくらいに凄いことであるのは間違いがない。
この日もピエットさん達店員の他に、ギガントさんやパルティータさん、後はペストマスク(医者なのか?趣味なのか?)をしたドミニクさんがお客として来ていた。盛況だ。
このとき店内では"Showdown"のことも話題に上がっていたが、ピエットさんは賞品に興味はあれど……という感じのようだった。
普通はそういうものだし、逆に、気軽に、決勝目指すワ!なんて言ってたら周りから心配されてしまうこと請け合いだ。
これからはクリスマスフェアがあると言うし書き入れ時、俺もクリスマスフェアのときは生クリームやチョコを使ったお菓子が多くて楽しみだし、是非頑張って欲しいものだ。
ギガトンさんはピエットさんと大会や海賊の話をしていた。
アムーガでのことを話すとお土産は?と聞かれたものの、俺は旅行土産に小さいお菓子の箱詰めを買って帰ってくるような甲斐性はないので……っていうか旅行じゃないもん!冒険だもん!
唯一、特定の人に当ててないお土産はポーアさんに渡してしまったので、そこから奪うんだな!と言ってみたところかなりの防御効果があることが証明されたので、ポーアさん万能説を此処に提唱することにする。
例の人探しもちょろっとやったよと言ったら、「やっぱりいいっていったのに!」と言っていたものの、見つかって欲しそうなのは間違いない気がした。
しかしまあ、恐らく運命に任せるしか無い状態なのだろう、本当に見つけたくて探しに行けるのなら自分で行っているだろうし。
パルティータさんは人に会う予定に向けてケーキを買っていく、とかいう女子力の高さを見せていた。
モテるねヒューヒュー!と冷やかしを入れたのに余裕の反応を返してくる辺り実に大人だった。
こいつは伊達じゃない無職だ。
ドミニクさんは大会に出場するつもりであり、ペアを探しているという。
賞金を狙っている(換金または優勝賞金だ)ようで、魔術の研究が終わるまでは死ねないと言うように、恐らく研究資金を求めているのだろう。
召喚獣であるケルピーも可愛いし(鳩喰おうとしていたけど)、良い相方と情報が大切だと言うのも間違いがなく、それらを傍観者的な立場でなく参加を明言した上で言うのだから、自分の実力に対する自信も伺える。
面白いなと思う、きっとこの人と組んだら面白い戦いが出来るはずだ、他の人とは出来ないようなことがきっとできる。(ケルピーも可愛いし)
そんな可能性を感じるものの、この日は時間がなかったので詳しい話はしなかった、また別の機会を見つけたい。
川の近くで棒術の修練をしていた。
俺の目指している戦い方がこれだという訳ではないが、その下地になるものだから今のうちに詰めておく必要がある。
そこへ薬草を採りに来ていたというモラさんがやってきて、修練に付き合ってくれた。
モラさんは先日行われたShowdownの説明を聞きに来ていたうちの一人だ。
大会に向けて鍛えておきたいこと、ペア候補としてライバル候補として、腕前を少し見ておきたいことから修練に付き合ってくれたようだ。
モラさんは優勝を目指していると言う。
"Showdown"では予選で稼いだ勝ち点を換金して降りることもできる。
リスクの高い決勝に臨むということは相応の覚悟や目的があるのだろう。
俺はその意思の強さが知りたくて、モラさんに自分より強い相手と戦うことになったらどうするかと訊いた。
モラさんは「相手が強ければ強いほどワクワクする」と答えてくれたが、その様子を俺はもっと知りたくて
次は修練ではなく試合という形で、もう少しじっくりとお互いをペア候補として吟味しないかと持ちかけた。
他参加者の優勝への思い、戦い方、それらを知ることも、俺がこの大会に参加する目的の1つだ。
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