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変わるもの、変わらないもの。
もう一つの準決勝。
2つのチームにそれぞれがあった。
ラゼットの見せた爆発的な力は、変わろう、変えようと言う意志が無ければ引き出せないものだ。
グリンの見せた剣の閃きや拳は、変わらないものを追い続けなければ成し得ないものだ。
どちらの力が優れているとは一概には言えないものだけれど、俺が負けたのはそういう力で、2つの準決勝を制したのはそういった力だったように思える。
純粋さがある。
大会が頂点に向かうにつれて、磨き上げられていくようだ。
俺はそれを見ていることしかできない。
だが、俺は今、自分の参加しない決勝戦を楽しみにしていた。
この2つの純粋さがぶつかり合う時を待っていた。
それは俺が変わるとか変わらないとか、そういったこととはまた別に。
そこには、俺が視ようとしていなかったものがあるように思えた。
俺は力が嫌いだ。
俺にとって力は問題を取り除き状況を打破する手段でしかない。
力を求める者を軽蔑さえしていた。
けれど、ここにある純粋さは何だろう。
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